【筒二本針ミシンについて】

筒二本針ミシンは、Tシャツやズボンなどの「筒状」に縫われた部分を縫うために特化したミシンです。

普通のミシンは平らな台(ベッド)の上で縫いますが、このミシンは針板の下が細い筒状の構造になっています。この筒に、縫い終えたい袖口や裾などの筒状の部分をすっぽりとはめて、ミシンをかけることができます。

これにより、筒の内側に縫い代が飛び出さず、途中で生地を裏返したりする手間もなく、スムーズに、きれいな仕上がりで縫い進めることができます。

【このような場合に最適】

筒二本針ミシンは、製品の「作業効率」と「仕上がりの品質」を両立したい以下の箇所で使われます。

1. 服の「輪になっている部分」の縫製

  • Tシャツやトレーナーの袖口ズボンの裾など、すでに輪の形になっている部分を、内側から縫い合わせる際に最適です。
  • 縫い代がもたつかず、内側も外側も美しく仕上がります。

2. バインダーやゴムの取り付け

  • 二本針二重環縫いの機構を持つ機種が多く、筒状の袖口などに伸縮性のあるテープやゴムを、布を輪にした状態のまま取り付ける作業に使われます。

3. 縫い代のゴロつきをなくしたい時

  • 筒状に縫うことで、縫い代が平らに処理されやすくなり、肌に触れる部分の着心地を向上させたい場合に重宝します。

このミシンは、衣類を立体的に仕上げるプロの現場で、作業効率と品質を大きく向上させるために欠かせない、特殊な形状のミシンです。